ほくろは、母斑細胞母斑、色素性母斑、単純黒子などの良性の腫瘍のことを指します。しかし、これらの中に極めて稀ですが、悪性黒色腫というほくろの癌になってしまうものがあります。
特に手足のほくろは要注意です。気になるほくろがある場合は自己判断せず、必ず皮膚科医の診察を受けることが重要です。
悪性を疑わせるほくろの特徴は以下のようになりますので、1つでも該当する場合は診察を受けることをお奨めいたします。
1.手足にある ・・・本邦では特に足底が多い
2.非対称である・・・見た目に変な形
3.境界不明瞭 ・・・ボヤーッとしたはっきりしない輪郭
4.色調が不均一・・・まだら、染み出したように見える
5.大きさが6mm以上ある
6.急速に大きくなったり、色が濃くなったりする
7.かゆみ、痛み、出血を伴う
※病理検査が必要と医師が判断した場合は、保険適応の場合もあります。
T.切除法
U.くりぬき法
V.レーザー治療
※通常は、事前に採血をしていただき、予約で手術を承っています。
・顔など切除では傷跡が目立ちやすい部位を代替的に行う手術です。
・利点は傷跡が目立たないことですが、傷跡が直るのまでに2〜3週間は必要とすることが欠点です。顔局所麻酔をし、炭酸ガスレーザー、ルビーレーザー、ジェントルレースなどを用いて、直接ほくろを蒸散したり、ほくろ細胞を分解します。約1〜2週間程度でかさぶたになり脱落します。